「その裁きは死」アンソニー・ホロヴィッツ著 山田蘭訳

公開日: 更新日:

「刑事フォイル」の撮影に立ち会っていた「わたし」の前に元刑事のホーソーンが現れた。警察から殺人事件の捜査への協力依頼があったといい、わたしは再び彼と行動を共にする。被害者の離婚弁護士プライスは、自宅で高級ワインボトルで頭を殴られた上に喉をえぐられ死んでいたという。

 壁にはペンキで「182」と書かれていた。プライスは、不動産開発業者のロックウッドの離婚訴訟をまとめたばかりだった。1週間前、その内容に不満を抱いていたロックウッド元夫人のアキラは、レストランで鉢合わせしたプライスにワインをぶちまけ「いっそボトルで殴ってやりたい」と捨てゼリフを残していた。

メインテーマは殺人」に続くホーソーンシリーズ第2弾。

(東京創元社 1100円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?