「サラリーマン生態100年史」パオロ・マッツァリーノ著

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 新聞や雑誌、映画などを参照し、時代によって変わるサラリーマンの生態を描く面白エッセー。

 何人もの愛人を囲っていた渋沢栄一のように、かつては愛人がいるのが出世した男のステータスとされていた時代があった。

 明治の新聞「萬朝報」には、有名人の愛人を調査公表する連載まであった。可能にしていたのが今とは比べものにならない社長たちの高所得だった。戦後、一流企業の社長の給料は戦前の4分の1以下となり、経費で愛人のお手当を落とそうとするやからまで出てきた。交際費が大幅に認められるようになったのも理由だ。

 その他、マイホームやギャンブル、通勤地獄、新入社員気質まで、さまざまな角度からサラリーマン文化・会社文化の変遷を分析する。 (KADOKAWA 900円+税)

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