「新・大学序列」川村稲造著
大学の序列は、昭和の半ばから平成まで、ほとんど変わっていない。その理由は、大学が一般的な企業社会とは異なり、超長期好況業界であり続けたからだという。60年以上、学生数は増え続け、大学・学部の数、教職員の人数もそれを上回る増加を続けてきた。そのため大学業界には生き残り競争も人員のリストラもなく、強固な業界秩序である大学序列に変化が起こる余地がなかったのだ。
しかし、これまで入れ替えなく通用してきた大学序列は、令和以降、「学生が減り大学が余る」ことで、急激な変化を起こし、今後「新・大学序列」に切り替わっていく可能性があるという。さまざまな立場で大学と関わり、内情を知る著者が、データを分析し、次の10年、20年先の序列がどのように変わっていくのかを展望したリポート。
(中央公論新社 902円)


















