「聖なるズー」濱野ちひろ著

公開日: 更新日:

 動物に対して感情的な愛着を持ち、時に性的な欲望を抱く「動物性愛」。自らを「ズー」と呼ぶそうした人々を取材したノンフィクション。

 愛とセックスの問題に悩み、大学院で動物性愛を研究テーマに定めた著者は、ドイツにある世界唯一の動物性愛者の団体に接触。チャットなどで信頼関係を築いた上で、設立メンバーのミヒャエルに会いに行く。

 ジャーマン・シェパードの「妻」キャシーと暮らす彼をはじめ、各メンバーの家に滞在し、話に耳を傾ける。

 彼らは動物にもパーソナリティーがあり、愛する対象は定めたパートナーだけで、動物が求めてこなければセックスもしないという。

 種を超えてセックスをする人々の話から、愛とセックスについて考察した第17回開高健ノンフィクション賞受賞作。 (集英社 726円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網