「世界を変えた『ヤバい税金』」大村大次郎著

公開日: 更新日:

 格差の広がりも、産業の発展・衰退も、税金のかけ方次第で、国のあり方は大きく変わる。しかし、元国税調査官の著者によると、税制が国家の将来のために機能しているとは限らないという。税金が国民のためにしっかり使われてきた国は、非常にまれだそうだ。

 本書は、税にまつわるエピソードを紹介しながら、国家や社会の仕組みを解説する歴史テキスト。

 16世紀、イギリス発展の原動力となった「海賊税」(海賊船に略奪品の一部を国庫に納める義務を課した)や、財源の8割を占めていたモンゴル帝国の「塩税」など、歴史を動かした税金から、中世ヨーロッパに存在した「初夜税」やインドの「乳房税」などの悪税、明治時代の「うさぎ税」など日本の税金まで。70のエピソードを紹介。

(イースト・プレス 924円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 2

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板

  3. 3

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  4. 4

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  5. 5

    戸田恵梨香「地獄に堕ちるわよ」のヒットで世界進出へ…クリント・イーストウッド目指し「生涯現役宣言」

  1. 6

    とうとう下落に転じた高市内閣支持率…若者と女性の支持が「急落」した裏側

  2. 7

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 8

    高市官邸の「カルビーいじめ」で…競合メーカー湖池屋&縁深い岸田元首相が猛烈とばっちり

  4. 9

    巨人阿部監督逮捕・辞任で父親世代に衝撃…他人事ではないDV逮捕と、AIが“相談相手”で問われる父親の存在意義

  5. 10

    映画「スーパーマリオ」が北米では大ヒットしても中国でヒットしないワケ