「子育て世代のための快適移住マニュアル」金丸知弘著

公開日: 更新日:

 著者は子どもの頃、父の仕事のため、祖母の生まれ故郷の徳之島に移住。まるで異国に来たような経験をしたが、中学卒業後、東京に戻った。イタリアの料理学校に留学し、大きなテーブルにたくさんの料理が並ぶような暮らしに憧れて、田舎暮らしを目指す。

 目黒区に住んでいた著者は「ふるさと回帰支援センター」和歌山県の担当者に出会い、田辺市龍神村の「アトリエ龍神の家」に住むことに。それはさまざまな分野のアーティストを招いて活動してもらうことを狙った自治体のプロジェクトだった。そこでカフェを経営しながら一戸建ての民家を購入、「一棟貸し宿 小家御殿」を開業する。

 移住の手続きやお金、地域の付き合いまで、一家で地方に移住した著者による実践的体験談。

(誠文堂新光社 1760円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」