「死ねない老人」杉浦敏之著

公開日: 更新日:

 人生100年時代といわれるが、長く高齢者医療に携わってきた著者によると、近年、「死にたい」と漏らす高齢者が目立ってきているという。経済的にも家族関係にも恵まれているのに、死にたいという思いに駆られる例が少なくないそうだ。

 一方で、望む医療や最期のあり方を選べず、ただ医療技術で「本人の意思に反して生かされている」高齢者もかなりの数に上る。

 会社員の子どもらと同居しているが、配偶者を亡くしたのを機に「早くお迎えが来てほしい」と訴える81歳の女性ら、これまでに出会った患者たちの心の内を紹介。

「生きていたくはないが、死ぬこともできない」高齢者や過剰な医療で「死ねない」高齢者を生み出す問題の背景に迫り、その解決策を提示するリポート。

(幻冬舎 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した