著者のコラム一覧
山上たつひこ

1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。

(76)水子たちは子供に囲まれご機嫌

公開日: 更新日:
イラスト とり・みき

「綾瀬さん」

 タキグチは眉間に皺をよせていた。

「私共は実在する水子の国からやって来た本物の胎児ですぞ。このようなあざとい子供だましの似非救済施設を容認できるわけはありません。苛立ちます。何も知らない親達を見ていると全員引っさらって水子の郷へ連れて行きたくなります」… 

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【連載】金鳳花のフール

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