「スタジオジブリ物語」鈴木敏夫編

公開日: 更新日:

「スタジオジブリ物語」鈴木敏夫編

 数々の名作アニメ映画を生み出してきたスタジオジブリの歴史をたどるノンフィクション。

 始まりは「風の谷のナウシカ」だった。映画会社から「原作がない作品は映画化できない」と言われ、宮崎駿監督が「じゃあ、原作を描いちゃいましょう」と1982年2月からアニメ雑誌「アニメージュ」でマンガ連載がスタート。そして1984年に映画公開。

「ナウシカ」は既存のスタジオを利用して製作されたが、次作「天空の城ラピュタ」の企画が持ち上がった際に、「アニメージュ」の副編集長だった鈴木敏夫氏が発行元の社長に制作スタジオを作ることを提案。これがスタジオジブリのはじまりとなった。

 以降、最新作の「君たちはどう生きるか」まで、27作の製作の舞台裏を明かしながら、その歩みをたどるファン必携本。

(集英社 1760円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る