「アメリカ映画に明日はあるか」大高宏雄著

公開日: 更新日:

「アメリカ映画に明日はあるか」大高宏雄著

 2008年に公開された映画の興行収入の1位は「崖の上のポニョ」、2位は「花より男子ファイナル」で、ベスト10に入ったのは邦画7本、日本・中国・台湾などの合作映画1本、米映画は2本だった。

 映画の興行は興行収入が10億円から20億円台の中クラスのヒット作に支えられているのだが、洋画はそのあたりが弱くなっている。

「ジュラシック・パーク」などのCG映像は、米映画からハラハラドキドキの描写力を奪った。ジョージ・ルーカスは黒沢明に大きな影響を受けたが、現在の米国は日本のアニメやポップカルチャーに焦点を当てて、日本を異国情緒に満ちた子ども向け文化の発信地と捉えている。

 米国映画の現状をリポート。 (ハモニカブックス 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波