「バーニング・ダンサー」阿津川辰海著

公開日: 更新日:

「バーニング・ダンサー」阿津川辰海著

 捜査1課にいた永嶺スバルは違法捜査を行ったため異動となり、公安のコトダマ犯罪調査課に配属された。コトダマとは言葉に応じた能力で、永嶺は「入れ替える」能力をもっていた。1年半前、殺人事件の捜査中に突然コトダマを使えるようになったのだ。

 同じくコトダマ遣いで「読む」能力を持つ三笠葵のもとにさまざまな能力をもったコトダマ遣いがチームを組み、捜査に当たることに。彼らに持ち込まれた事件はコトダマ遣いの犯行とみられる異様な殺人事件だった。死体は燃やされて炭化していたが、ガソリンなどをかけられた痕跡はない。「燃やす」のコトダマを使ったのだ。

 特殊な能力をもつ刑事を描くミステリー。

(KADOKAWA 1925円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし