「イーヴィル・デッド」七尾与史著

公開日: 更新日:

 中学2年の坪井哲太は駄菓子屋ファウストのゲームにはまっていた。ある日、最近導入されたゲームを女子が突破したのを見て驚く。彼女は転校してきたばかりの麻生珠代だった。

 哲太は食人族と呼ばれるグループの一員だったが、珠代を入会させることになり、その儀式を行うため、心霊スポットといわれている旧本坂トンネルにやってきた。食人族のメンバーで本坂に巣くう魔物を退治しようというのだ。1年前に小学生が肝試しとしてトンネルに入ったが、そのまま戻ってこなかった。哲太らは全員でトンネルに足を踏み入れるが、その中で1人だけ戻ってこない者がいた。

 トンネルを舞台に繰り広げられるホラー小説。

(実業之日本社 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁