「激戦地を歩く」古谷経衡著

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「激戦地を歩く」古谷経衡著

 戦後80年となるが、今ほど第3次世界大戦の危機が高まっている時代はないと著者は指摘する。

 第2次世界大戦勃発の5カ月前に終結したスペイン内戦では、ドイツ・イタリアの枢軸、そしてソビエト連邦が介入して代理戦争が展開された。そこで用いられた兵器やその運用が第2次世界大戦に向けた「予行練習、実験」になったという。そして今、ロシアとNATO加盟国によって、ウクライナはあらゆる兵器と戦法の実験場と化していると。

 大戦争を繰り返させないために、おのおのが第2次世界大戦を追体験することが重要だと著者はいう。

 本書は、日本軍だけで約50万人が犠牲になったフィリピンの各激戦地をはじめ、レイテやインパールなどの戦跡を訪ね歩き、当時の記憶を掘り起こすリポート。 (幻冬舎 1144円)

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