「自己決定の落とし穴」石田光規著

公開日: 更新日:

「自己決定の落とし穴」石田光規著

 人類は歴史の大半において集団で協力し、集団のルールに従って生きてきた。しかし、社会が豊かになるにつれ、個人を尊重する思想が浸透し、社会の中心単位が個人となる「個人化社会」へと変貌。個人化社会は「自分のことを自分で決める」ことを社会として個人に強く求める。

 誰かに命令されるより、自分で考えて行動した方が気持ちがよい。一方で私たちは「決めることを積極的に回避する傾向」も持ち合わせている。

 本書は、決めることと責任の問題、自己決定を求められるゆえに発生するストレスなど、そんな社会のさまざまな現象を読み解きながら、本来はよしとされるはずの自分で決められる社会で、なぜ疲れてしまうのかを考察し、目指すべき社会について論じたテキスト。

(筑摩書房 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    木村拓哉の千葉支援に重なる“解散から10年”SMAPの絆 義援金2000万円を届けた行動力

  2. 2

    (6)甲斐拓也が松井巨人に“切られた”本当の理由…成績低迷に加え「福岡帰省連発」でもヒンシュク買っていた

  3. 3

    申ジエを見ていて苛立った…国内ツアーは「スロープレー」の撲滅をそろそろ啓蒙するべきだ

  4. 4

    (1)松井秀喜監督で“淘汰される選手” 「確率が高いものを大切に。守備走塁は100%」の真意

  5. 5

    テニス部キャプテンを務めた“スポーツマン”日村勇紀と“お嬢様”神田愛花が歩んだキャリア

  1. 6

    (5)松井監督が自覚する「優柔不断」…高橋由伸ヘッドコーチも“同類”という懸念

  2. 7

    「VIVANTに出てるんだから口閉じろ」…キムラ緑子の高市首相批判に噛みつくSNSの異常と低レベル

  3. 8

    中日一軍打撃コーチ就任の所信表明 キャンプで真っ先に「変えたいこと」がある

  4. 9

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  5. 10

    米球界挑戦の横浜・織田翔希は間違いなく巨人入りに翻意する 松井監督誕生で見えた“説得の筋書き”

おすすめ求人情報

保育士/豊中市/シフト勤務/クラス担任/オープニング/賞与年3回
学校法人幌北学園/社会福祉法人幌北学園 大阪府 豊中市 正社員
月給24万5,800円~30万9,000円
電子機器の製造/空調完備/重いものナシ/ブランクOK/当社オープニング/日払いOK
キャリアリンクファクトリー株式会社 滋賀県 甲賀市 アルバイト・パート
時給1,260円~1,575円
ステーキ屋の接客/早期昇格/社宅あり/オープニング
株式会社C-HUNDRED 兵庫県 神戸市 正社員
月給30万円~40万円
Sponsored by 求人ボックス