疑惑続出なのに…小保方晴子さんに歩み寄る理研の“思惑”

公開日: 更新日:

「STAP細胞の再現実験の総括責任者である理研の相沢慎一特別顧問は4月の会見で、検証には小保方さんを『加えることはない』と断言していました。ところが、ここにきて検証実験に参加を求めるなど非常に協力的になっています」(前出の科学ジャーナリスト)

 STAP細胞の再現チームによる検証実験の中間報告は7月だ。小保方さんの実験参加は、中間報告を待ってもよかったはず。なぜ、理研は急に彼女に歩み寄っているのか。

「早期解決を狙っているのでしょう。おそらく、理研は検証実験の結果、『STAP細胞は存在しない』と確信していると思う。しかし、結論を急げば、小保方サイドに『そんなはずはない』と反論されて10年裁判に突入です。理研は04年に論文の研究データに不正が見つかったとして研究員を解雇しましたが、裁判で和解するまで6年の歳月を費やした。今回はそんな長期闘争は絶対避けたいと考えているはず。そのため、あえて小保方さんを実験に巻き込み、反論材料をひとつずつ潰すつもりでしょう。そうやって『やっぱりできないよね』と説得したいのです。新たに指摘されたマウスの遺伝子疑惑についても当然、『どうなっているのかね』とやんわり追及し、解雇のために外堀を埋めていくのでしょう」(科学誌記者)

 今月中にも処分が出る小保方さん。いよいよ解雇の「Xデー」は近い。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異