異色の女芸人みほ 「パイパイ!」で売れてもバイト転々

公開日: 更新日:

 レースクイーンアイドルを経てお笑いをはじめた異色のオンナ芸人は、幼少から貧乏の連続だった!?

 地元は宮城で、県営住宅に家族5人で住んでたんです。私が子供のころ、すでに老朽化してました。木でできてるお風呂の戸が湯気で腐っちゃって取り外したままだから、玄関からお風呂がのぞけちゃうし。メンテナンスなんかしてもらえないので、学校の先生が家庭訪問に来た時、床が抜けそうになったり障子が倒れてきたりした。

 県営って収入が上がった世帯はすぐ出ていくんだけど、私は生まれも育ちも県営住宅。父が酒飲み、ギャンブル好きで、お金を家に入れてくれなかったから。

 私が中学の時に両親が離婚してからは母が働きながらきょうだい3人を学校に行かせてくれた。私も勤め始め、昼はニッセイレディ、夜は焼き鳥屋、土日はレースクイーンをやって家にお金入れてました。今も母と弟のひとりはそこに住んでいるので、私の実家はその県営住宅なんです。

 プロダクションも住む部屋も決まってないのにいきなり上京したのがちょうど10年前。「とりあえず渋谷でしょ!」とセンター街あたりをウロウロしてたら、若いお兄さんが声をかけてくれた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手