歌手で俳優の中条きよしは売れっ子になる前から「銀座通い」

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 歌手を目指して東京に出てきてからは、もっぱら「銀座通い」。ぼくらの世代の若い時分というのは銀座で飲むこと、それと左ハンドル(外車)に乗ることがステータスだった。食べていくために、そのころ四谷や赤坂などでミニバーをやっていたんですが、それが当たりましてね。そんなことから20代前半にはポルシェを乗り回し、銀座にも通っていました。

 銀座のクラブに初めて行ったとき、飲み代が6万円ほどだったかな。万全を期して50万ほどフトコロに入れていったんだけど、想像していたより安く、それから毎晩のように通い始めた。酒はブランデーのレミーマルタン。それを水割りにして飲んでいました。20代の若造のくせに生意気でしょう(笑い)。レミーは当時、ボトルキープすると7万~8万円。ぼくは飲み代はツケ払いが嫌いでいつも現金主義。水商売は金払いのきれいな客は上客ですからモテましたよ。ただ歌手としてはサッパリで、芽が出たのは28歳のとき。「全日本歌謡選手権」というオーディション番組でグランドチャンピオンになり、翌年、「うそ」がヒットしたんです。ですが、売れっ子になっても銀座通いは続きましたね。

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