益岡徹デビュー秘話 仲代達矢が開演30分前に“代役”指名

公開日: 更新日:

 初舞台を務め上げた益岡は、それから無名塾公演のレギュラーとなり、30歳まで7年間、仲代の下で腕を磨いた。益岡は声を詰まらせる。

「目の前の作品に向かうのが精いっぱいで、仲代さんへのご挨拶とか、後輩の塾生を激励することもなく、ここまできてしまいました。出来の悪い弟子ですが、すべて師匠のおかげ。今、若い人から助言を求められることがあると、無名塾で仲代さんからしてもらったように、させてもらっているんです。心構えではなく、具体的な技、ディテールを磨けって」

 仲代に35年前の益岡の代役のことを聞くと、「彼は秀才ですよ。技、風貌といい、際立っていましたからね」と言いながら、懐かしそうにほほ笑んだ。

 仲代と益岡は今月、朗読劇の第一人者、白石加代子(73)とともに「死の舞踏」(ストリンドベリ作、小林政広演出)の舞台に立つ。東京公演は博品館劇場で22日まで。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網