映画「罪の余白」で話題の現役高校生 吉田美佳子インタビュー
女子校の壮絶な「スクールカースト」を描いた映画「罪の余白」(公開中)。今作で主演の内野聖陽の娘を演じたのが吉田美佳子、16歳。都立の高校に通う現役女子高生は、メディアに登場した経験はほぼゼロ。「取材って初めてかもしれません」とはにかんだ。
オーディション自体は今回(「罪の余白」)で2回目でした。合格と聞いた瞬間は友達と「サーティワン」でアイスを食べてて、「やったー!」って叫べなかったんです(笑い)。1カ月間リハーサルがあって、内野(聖陽)さんと一緒にお昼ご飯食べたり、お母さんがいない設定だったので「お母さんとどんな話をしてたんだろうね」とか「女の子はお父さんに言えないこともあるからどうしてたんだろうね」とか、裏の設定も話して、役者ってこういうことなんだと思って新鮮でした。
女優になろうと思ったキッカケは、中学3年のときに初めて見た舞台。つかこうへいさんの「飛龍伝21」(13年10月開催)だったんですけど、勝手に涙がわあっと出てきて、セリフ量にも役者さんの熱量にも圧倒されました。そこで衝撃を受けて、役者を目指そうと思いました。