女優の榊原るみさん ロス在住で経験した「医療破産」の恐怖

公開日: 更新日:

 今や完全に死語だろう。“お嫁さんにしたい女優”なる言葉。70年代、かわいい清純派はみんなこの形容詞がついたが、中でもこの人は“お嫁さんにしたい女優ナンバーワン”とさらに上をいった。クリクリした瞳とショートヘアが懐かしい榊原るみさん(64)だ。今どうしているのか。

「11月28日封切りの映画『クロスロード』は夫のすずきじゅんいちが監督を務め、青年海外協力隊を描いたヒューマン作品です。主演がEXILEの黒木啓司さんと渡辺大さん、それにファッション界やハリウッドで大活躍中のTAOさん、脇を長塚京三さん、山本未來さん、加藤雅也さん、プロレスラーの飯伏幸太さんらが固め、ワタシは黒木さんの母親役。映画は02年3月公開の『ひとりね』以来、13年ぶりになりますね」

 港区内の自宅で会った榊原さん、まずはこういった。

 すずき監督は東大文学部を卒業後、日活から監督デビュー。フリーに転じてからは映画「マリリンに逢いたい」(88年)で話題になった。

「ボランティアなんて偽善だろ、って反応があるじゃないですか。黒木さんが演じる沢田青年もそんな思いを抱きながら、フィリピンのバギオに写真技術を教えるために赴任します。一方、理念先行タイプの渡辺さんの羽村青年はドジョウ養殖指導のために、フィリピンの山奥・マヨヤオに赴く。そんな2人の対比や現地の方々との交流を通じて、作品をご覧になった方に海外支援やボランティア活動について考えていただけたらいいな、と思ってます」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」