「真田丸」視聴率ブレーキ 史実と異なる“家康”に問題あり?

公開日: 更新日:

 第2話の20%超えとはウラハラ、視聴率がやや減速気味になっている「真田丸」(NHK)に疑問の声が上がっている。

 もっとも多いのが「徳川家康(役・内野聖陽)ってホントにあんなに情けないヤツだったの?」という声。たしかに、本能寺の変の直後の「伊賀越え」ではあまりの急坂のため、ヨタヨタとなり、最後は泣きべそまでかかせる始末。

 軍略についても本多正信(近藤正臣)と本多忠勝(藤岡弘、)という2人の重臣にまかせっきりで、家康自身はまるで「ボク、何にも知らないも~ん」のような態度。

 ホントにそうだったのか。作家の加来耕三氏が言う。

「大河ドラマでは家康が再三爪を噛むシーンが出てきますが、あれは史実通りです。ただし実物の家康は“鳴くまで待とう”というより“殺してしまえ”というタイプで、2人の本多の意見に従っているように見えるのも、実は自分ではすでに答えを用意していて、それと同じ意見を言った方を採用しているだけの話。カッとすると抑えの利かないタイプではありますが、戦となると現実を直視する徹底したリアリストでもあります」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋