出演依頼で引っ張りだこ バイきんぐ小峠が重宝されるワケ

公開日: 更新日:

 16日、サントリーの炭酸飲料「オランジーナ」の新CM発表会に警察官の衣装で登場したお笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二(39)。

 れっきとしたCMの出演者として登壇した小峠は“ドッキリにひっかかりやすい芸人”としても知られており、この日も「僕はドラマに何度か出させていただいていていますけど、泥棒か売人役だったので、まさか警官の役が来るとは。まだドッキリなんじゃないかと思ってます」と疑心暗鬼だった。

 小峠といえば、2012年に「バイきんぐ」として「キングオブコント」で優勝した実力派だが、その後に優勝した「かもめんたる」(13年)や「シソンヌ」(14年)がパッとしない中、現在も準レギュラーや単発ながら多くの番組に出演中。

 さらに、今回のようにCMにも起用され、コンビとしては車買い取り・中古販売専門の「カーチス」、ピンでは「三井住友海上あいおい生命」に起用されている。昨年報じられた坂口杏里との熱愛&破局ネタで小峠のブームは一度終わったかに思われたが、実にしぶとい。

「小峠の持ちネタである『なんて日だ!』という言葉は、一見マイナスイメージのあるワードに聞こえますが、『なんて○○だ』に置き換えると、驚きと称賛を表す言葉にもなる。ダンディ坂野の『ゲッツ!』と同じで、使いやすい言葉でもあるので、今後、もっとCMの仕事が増えるはず。彼の独特な声の高さとツッコミ方はボケ担当の芸人が“渋滞”する現場を一気にブラッシュアップさせる。しかも、時にボケに回れるという柔軟性もあります。主役でもなければサブでもないが、現場には必要、という立ち位置で重宝されるのです」(芸能リポーター)

 クリーンアップでもなければ先頭打者でもない「7番バッター」。それでも打線には欠かせない存在、ということかもしれない。意外に長持ちしそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー