松本潤がダジャレ連発 ドラマ「99.9」小ネタ満載の狙い

公開日: 更新日:

 同ドラマでは、松潤演じる主人公のダジャレや親父ギャグもツッコミどころのひとつ。主人公が居候する居酒屋のメニューに〈六〇〇円 遣唐使ーザーサラダ〉と歴史上の出来事を年号入りでイジったり、小道具のひとつである飴のパッケージに、お笑い芸人のジョイマン高木のネタである「おめでとうオリゴ糖」を記載したり、あらゆる小ネタがちりばめられている。前出の桧山氏はこう言う。

「踊る大捜査線やTRICK、SPEC、時効警察といった連ドラシリーズがそうであったように、小ネタは口コミの要素となり、ドラマの人気を底上げする要素になる。もっとも、小ネタが生きるためには、物語の本筋がきちんと描かれていることが大前提。『99.9』は一話完結になりがちな弁護士モノですが、岸部一徳や奥田瑛二らベテラン俳優と主人公の過去の接点をちらつかせ、複数の長期的な伏線を張るなど次回も見たくなるストーリーで飽きさせない。小ネタの数々は作品に対する自信の表れでしょう」

 もっか、現場は不眠不休で最終回(19日放送)の制作中だという。練られた小ネタを含めて有終の美となるか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???