ノーベル賞辞退か…ボブ・ディラン“沈黙”で飛び交う憶測

公開日: 更新日:

 とはいえ、ディランはこれまでグラミー賞、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、ピュリツァー賞など数々の賞を受賞している。「ボブ・ディランは何を歌ってきたのか」の著者で、音楽評論家の萩原健太氏が「これまでは授賞式に出席していますし、辞退はないと思う」とこう続ける。

「ディランは常に『オレは何も言っていないのに、おまえらが勝手に騒いでいるだけだろう』という姿勢です。そんなこと歌詞に書いていないのに、周りが深読みして拡大解釈している。それと同じように、今回もメディアが深読みし過ぎではないかと思っています。ディランにしてみればメディアが騒ぐのを楽しんでいるのかもしれません。とにかく何を考えているか分からない人。本人が何か発言したわけではないですし、コンサートの様子を見ても受賞を喜んでいるようにしか思えません」

 返事を先延ばしすれば承諾するにせよ、辞退するにせよ、また臆測を呼ぶ。それがボブ・ディランの流儀なのかもしれない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動