ブラック企業の深刻実態 「仕事やめてくる」で浮き彫りに

公開日:

 厚生労働省が先日、ブラック企業リスト334社を実名で公表した。過労死事件の電通はじめ大手企業の名前も並ぶが、誰もが思うようにこれは氷山の一角。昨年は就活に失敗した若者の自殺者も増加、働く前から消耗しきった日本の労働者の姿が浮かび上がる。

 そんな中、労働現場の惨状をリアルに描く映画「ちょっと今から仕事やめてくる」が話題だ。作品が放つ時代性について映画批評家の前田有一氏が解説する。

「主人公の新入社員が自殺未遂に追い込まれるブラック職場の描写が強烈です。『鬼十則』をほうふつとさせる社訓や軍隊式の朝礼、サービス残業は月150時間、遅刻は罰金。中でも吉田鋼太郎演じるサディスト上司のパワハラは凄まじく、恫喝や土下座強要で主人公をイジメ抜きます。報道されている過労死職場の問題点を凝縮したような設定で、労働者が見たら誰もがどこかに共感できてしまうところが怖い」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  2. 2

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  3. 3

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  4. 4

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  5. 5

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  6. 6

    プーチンに後から反論…安倍首相“フェイク発言”の苦し紛れ

  7. 7

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  8. 8

    貿易戦争 中国の切り札「米国債売却」で日本にシワ寄せ

  9. 9

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

  10. 10

    原発外交、領土交渉…自民党は3代目に身上をつぶされる

もっと見る