二階堂ふみを輩出 「美少女図鑑」になぜ原石が集まるのか

公開日: 更新日:

「美少女図鑑」をご存じだろうか。2002年に新潟市で創刊されたフリーペーパーで、地元の美容室などを広告主とし、女性モデルも、カメラマンも、スタイリストも、撮影場所も地元。完全地域密着スタイルで制作されるのが特徴だ。

 新潟以外でも、不定期を含めると北海道、福島、茨城、栃木、岐阜、愛知、三重、大阪、兵庫、広島、福岡、沖縄で、それぞれ都市名を冠した「美少女図鑑」で刊行している。

 元祖「新潟」は、年2回発行で部数は2万部。配布先は、地元の美容室やセレクトショップ、ファッションビルなどで、すぐに品切れになることも。地域密着型の「幻のフリーペーパー」と呼ばれる。

■タレントの登竜門

 なぜか。たとえば、女優の二階堂ふみ(沖縄)、三井のリハウス第14代目リハウスガールの山本舞香(鳥取)、大東建託などのCMに引っ張りダコの桜井日奈子(岡山)、グラビアタレントの馬場ふみか(新潟)らを輩出するなど、美少女図鑑はタレントの“登竜門”なのだ。

 最近は、「福島美少女図鑑」の箭内夢菜が今年の東京マラソン2代目ポカリガールに就任。「新潟美少女図鑑」からは栗林藍希が、ゆうちょ銀行のCM「未来もずっと、ここに。」(本木雅弘主演、中島哲也監督)の娘役に抜擢されている。なぜ各地のフリーペーパーには“金の卵”がいるのか。アイドル研究家の北川昌弘氏が言う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも