追悼・野村沙知代さん 稀代の猛女が駆け抜けた“悪名街道”

公開日: 更新日:

 1932(昭和7)年、福島県出身。実弟によれば、幼い頃から虚言癖があり、警察沙汰も起こしていたそうだ。終戦直後は進駐軍相手の商売などで英語を独学。57年、将校をしていたアメリカ人男性との間に長男を、59年に次男を出産。しかし70年に野村克也氏(82)と出会い、ダブル不倫の末に再婚。その後、克也氏がヤクルト監督に就任すると、チームへの介入などで問題になり、球界や芸能界を揺るがすトラブルメーカーに。99年からのサッチー・ミッチー騒動後も、それは変わることがなかった。だが、芸能リポーターの城下尊之氏はこんなことを言う。

「何度も取材させてもらいましたけれど、怒鳴られたとか、嫌な思いをしたことは一度もありません。毎年のお正月ハワイ旅行中に密着取材をお願いしたときは、『私はいいけど、あの人に聞いておいてあげるわ』と、監督との間に立って取材をお膳立てしてくれた。直撃で、密着をお願いするという話で打ち合わせした後、ご夫妻で滞在されているホテルのスイートルームの呼び鈴を鳴らすと、『あら、何?』って。初めて取材の話を聞いたように対応してくださった上、部屋に入れてもらうとベッドの上でガウンをはだけ、新聞を広げている監督が『何なんだ、いきなり』って言うんです。先ほどまでスラックスとポロシャツをきちんと着こなしていたのに、番組的にはこのほうがいいだろうと配慮してくださったんですね。ご夫妻とも、そういうサービス精神旺盛な方で息もぴったり。写真集でセミヌードを披露されたり、たくさん驚かされましたけど、たくさんネタを提供していただいたんだなあと。振り返ると懐かしいですね」

 数々のトラブルもどこ吹く風と最期まで我が道を走り切った沙知代さん。あの世でももう毒舌を吐いて暴れているかも知れない。合掌。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  2. 2

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”

  3. 3

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  4. 4

    田尾監督には感謝しかない 電撃解任の際は一緒に辞めるつもりだったけど…

  5. 5

    政権内で孤立する“裸の高市首相” 「ストレス高じて心因性疾患」を危ぶむ声

  1. 6

    高市首相が自衛隊派遣めぐり安倍側近と壮絶バトル→「クビ切り宣言」の恐るべき暴走ぶり “粛清連発”も画策か

  2. 7

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希がまたも背信投球…指揮官まで「物足りなさ」指摘でローテ降格カウントダウン

  4. 9

    駐車トラブルの柏原崇 畑野浩子と離婚

  5. 10

    高利回りの「個人向け社債」に注目 短期の募集で早い者勝ち