ウルトラQ女優太鼓判 映画「ダウンサイズ」が超シュール

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 公開前から話題の一本がある。マット・デイモン(47)主演の「ダウンサイズ」(東和ピクチャーズ配給)がそれ。ひと足先にマスコミ向けの試写会で観賞した本紙記者も、心をわしづかみにされてしまった。

 物語は人口増加や経済格差、環境汚染といった地球全体が直面する社会問題の解決を図る〈人類縮小化計画〉に参加する男の姿を描いた風刺コメディー。

 人間を全長13センチの手乗りサイズにダウンサイズ(小型化)することで生活に必要な食べ物や空気、土地などあらゆるものが少量で済むわけで、それは人類を救うだけでなく、自分自身も憧れのアッパー生活が送れるという“いいことずくめ”の夢のような生活を描いた作品だ。

 もっとも、メガホンを取ったのは、アイロニーやブラックユーモアの作風を身上とするアレクサンダー・ペイン監督(57)である。幸せの本質を考えさせられる描写も多く含まれるのだが、あれれ、どこかで似た作品を見たような……。実は同作は、ウルトラシリーズ第1弾「ウルトラQ」(1966年)の第17話「1/8計画」と設定がソックリなのだ。

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