ウルトラQ女優太鼓判 映画「ダウンサイズ」が超シュール

公開日: 更新日:

 公開前から話題の一本がある。マット・デイモン(47)主演の「ダウンサイズ」(東和ピクチャーズ配給)がそれ。ひと足先にマスコミ向けの試写会で観賞した本紙記者も、心をわしづかみにされてしまった。

 物語は人口増加や経済格差、環境汚染といった地球全体が直面する社会問題の解決を図る〈人類縮小化計画〉に参加する男の姿を描いた風刺コメディー。

 人間を全長13センチの手乗りサイズにダウンサイズ(小型化)することで生活に必要な食べ物や空気、土地などあらゆるものが少量で済むわけで、それは人類を救うだけでなく、自分自身も憧れのアッパー生活が送れるという“いいことずくめ”の夢のような生活を描いた作品だ。

 もっとも、メガホンを取ったのは、アイロニーやブラックユーモアの作風を身上とするアレクサンダー・ペイン監督(57)である。幸せの本質を考えさせられる描写も多く含まれるのだが、あれれ、どこかで似た作品を見たような……。実は同作は、ウルトラシリーズ第1弾「ウルトラQ」(1966年)の第17話「1/8計画」と設定がソックリなのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束