碓井広義
著者のコラム一覧
碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

WOWOW連ドラ「不発弾」 凛として光る黒木メイサのまなざし

公開日: 更新日:

 WOWOWの「不発弾~ブラックマネーを操る男~」は、大人に嬉しい社会派サスペンスである。

大手電機メーカー「三田電機」が、7年間で1500億円の「不適切会計」を発表する。ただし、あくまでも不適切な会計であり、「不正経理」でも「粉飾決算」でもないというスタンスだ。

 これに疑いを持った警視庁捜査二課管理官・小堀弓子(黒木メイサ)は捜査を開始する。浮かんできたのが金融コンサルタントの古賀遼(椎名桔平)の存在だ。椎名は、一見クールだが重いものを背負って屈折した男を丁寧に造形している。

 物語は主人公である古賀の過去と現在を交互に描きながら進む。九州の炭鉱町の貧しい家庭で育った若者が、東京でいかにして生き抜いてきたのかが見ものだ。また80年代から始まるいわゆるバブル期の金融界と、その裏側でうごめく人間たちの生態も興味深い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    あのジャニーズが“バーチャルアイドル”2.19デビューの衝撃

  2. 2

    風間俊介は3歳児の父 ジャニーズ“結婚&子持ち”NGの境界線

  3. 3

    深まる亀裂…対韓「経済制裁」強行で偽装アベノミクス自爆

  4. 4

    かつては“お荷物”…山下智久が引き寄せた仕事運と信頼

  5. 5

    背後に敏腕マネが 大坂なおみ“バイン契約解除”決断の真相

  6. 6

    嵐に燻り続けてきた“プロパーvs外様”メンバーの確執と暗闘

  7. 7

    専門家も警鐘 南海トラフ巨大地震“前兆”続々発生の不気味

  8. 8

    結婚発表前に伏線が…テレ朝・小川彩佳は悲恋のプリンセス

  9. 9

    好調な映画そっちのけ…キムタクの雑な“白髪染め”が話題に

  10. 10

    背水から逆転の山下智久&木村拓哉 1本の映画が2人を変えた

もっと見る