オカルト研究家・山口敏太郎氏「良質なエンタメを目指す」

公開日: 更新日:

――しかし「ノストラダムスの大予言」がオウムを生み出したように、マイナス面もある。

「かつてのようにオカルトを妄信するような考え方はよくない。それをあおってきたメディアにも責任があります。オウム事件に代表されますが、それは“危ないオカルト”です。あれから20年以上、僕が目指してきたのは、まっとうな大人も楽しめる良質なエンターテインメントとしての“健全なオカルト”です」

――健全なオカルト?

「『コンプライアンスに規定された以降のオカルト』と言うかね。UMAは生物学、妖怪は民俗学、幽霊は大脳生理学や心理学とか学術的な力も借りながら分析する。“不可解なもの”に対して仮説を立てて分析することが学問でしょう。まさに科学ですよ。大槻教授のように、結果が出てることだけを言うのが科学ではありません。徹底的に検証した上で、それでも分からないものは分からないものとしてファンタジーのまま提示する」

――“未知なるもの”に対して真摯でストイックな姿勢です。


「そう。妄信していい加減な説を唱える肯定派も、ハナから耳を傾けようとしない否定派もいらないんですよ。僕はオカルト界で、エンターテインメントの範囲での真剣勝負、ガチファイトがやりたいんです。オカルト界のUWFですよ(笑い)。それが大人も楽しめるってことだと思うんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?