著者のコラム一覧
青山佳裕

1954年、東京生まれ。美空ひばりの時代から取材歴40年。現在も週刊誌などで活躍するベテラン直撃記者。

記者に華奢な手を差し出し…葉月里緒奈に感じた“魔性の女”

公開日: 更新日:

 平成7年、1995年2月に封切られた映画「写楽」はフランキー堺の企画総指揮の話題作だったが、殺到した芸能マスコミの目当ては主演真田広之(当時34)とヒロイン葉月里緒奈(同19)であった。この作品の共演をきっかけに付き合うようになり、フィリピンで映画のロケ中だった真田の元へと葉月が飛び、2泊3日でたまさかの逢瀬を楽しんでいたことが発覚したのだ。

 このとき真田には女優の手塚理美という妻がいた。しかも第2子を妊娠中ということで、ますます不倫の行方に注目が集まった。

 映画の囲み取材で「ずばり、恋をしていますか」と女性誌の男性記者が質問すると、葉月は潤んだ大きな目で見つめてほほ笑む。それだけで、この記者が真っ赤になってうつむいてしまった。妖艶な、近寄り難い雰囲気をまとっていた。やがて葉月に魔性の女との異名がつく。

「恋愛相手に奥さんがいても平気です」というコメントも伝えられた。葉月は真田とは結ばれなかったが、イチローらと浮名を流し、現在までに3度の結婚をしている。

 不動産会社の御曹司と2度目の結婚をして、しばらくした頃、二子玉川(東京・世田谷区)で暮らす葉月を直撃した。デパートに買い物に行って、車を預け、スポーツジムに向かうところだったが、「あら、どうも」と立ち止まってくれた。そして嫌な顔ひとつせず、こちらの目を真っすぐ見て応対し、決してそらさない。笑みを浮かべ、「主人にはとても愛されています。ええ、幸せです」などと、白い歯をのぞかせるのだ。こういうふうにされたら、どんな男でもすぐにとりこになってしまうだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 2

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  5. 5

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  1. 6

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  2. 7

    「ばけばけ」で注目の阿佐ヶ谷姉妹の“姉”渡辺は公立女子校の超名門「宇都宮女子」出身

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  5. 10

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層