青山佳裕
著者のコラム一覧
青山佳裕

1954年、東京生まれ。美空ひばりの時代から取材歴40年。現在も週刊誌などで活躍するベテラン直撃記者。

記者に華奢な手を差し出し…葉月里緒奈に感じた“魔性の女”

公開日: 更新日:

 最後に「また何かありましたら、いつでも聞きに来てくださいね。青山さん」とこちらの名前を呼んで、華奢な手を差し出して握手までするのだ。

 しかし、この結婚も2011年ごろに破局。離婚後も生活を共にして、長女の面倒を元夫と見るというスタイルが話題になる。葉月はこれを向けられると「(元夫と)再婚する気はないんですよ」と笑顔で答えていたという。この時期、ジュエリー販売業の男性との交際も報じられ、恋多き女の面目躍如とされたものだ。

 そして3度目の結婚である。お相手は50代の大手不動産ディベロッパー幹部で、知人の紹介で知り合い、一気に盛り上がって入籍したのだとか。

 葉月は「今回の相手はサラリーマンだし、おカネ目当てじゃない。今までは愛よりおカネだと思ってたけど、やっぱり愛ね」などと友人に語ったというが、相手は昭和の著名作詞家を祖父に持ち、周辺でもひときわ大きな邸宅住まいの金持ち。「やっぱりカネじゃん」との声も上がった。その大邸宅で夫の両親との2世帯での新婚生活を送っていた。

 普通ならば、大恋愛や不倫をすれば、大人になるし、最近の言い方をすれば劣化していく。ところが葉月はまるで傷つかないし、汚れもしなければ、衰えもしない。影もない。妖婦というか、妖精か何かの類いにも見えてしまう。つくったり、仕掛けたりするのではなく、本能のまま、天性で生きているような女。

 平成の時代も、あまたの女優やタレントが芸能の舞台で脚光を浴びては消えていった。葉月は40代になったが、魔性伝説はまだ続いている。

 (聞き手=長昭彦/日刊ゲンダイ)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗