OSKが関西で人気復活の兆し 売り上げ右肩上がりの魅力とは

公開日: 更新日:

 関西テレビのローカルニュース「報道ランナー」が6月25日、OSK日本歌劇団(以下OSK)の売り上げが右肩上がりとなり人気復活の兆しを見せているとして特集を組んだ。

 OSKは今年で創立97年を迎える、女性だけで構成された歌劇団だ。大阪出身のライター、源祥子氏がこう言って、昭和のOSKを振り返る。

子どもの頃、母に連れられて奈良にあるあやめ池遊園地に行き、OSKの公演を見るのが楽しみのひとつでした。遊園地内の劇場ですから、客席は親子連れがほとんど。小さい子どもが劇場内で走り回っていたような記憶があります」

 関西人には馴染みのあるOSKだが、2002年には親会社から支援を打ち切られ、一度は解散を余儀なくされることに。その後、団員が存続を願う署名活動などを行って復活したものの、劇団員も減り、人気も低迷していたが……現在は6年前と比べて売り上げが3割増し! 関西だけではなく、東京でも定期的に公演を行っている。

 共著に「少女歌劇の光芒」があり、30年以上にわたってOSKを観劇し続けている演劇映画ライターの辻則彦氏は「昔から“踊りのOSK”と呼ばれているように、その魅力はダンスにあります」と、こう続ける。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    金足農・吉田大輝は「素質は兄・輝星以上」ともっぱらだが…スカウトが指摘する「気がかりな点」

  2. 2

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  3. 3

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  4. 4

    参政党・神谷代表が予算委デビューでダサダサ提案 ムキ出しの「トランプファースト」に石破首相もNO

  5. 5

    金足農(秋田)中泉監督「やってみなくちゃわからない。1試合にすべてをかけるしかない」

  1. 6

    ドンが次々に退く“昭和の芸能界”の終焉…権力集中、ムラ社会化したいびつな世界だった

  2. 7

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  3. 8

    8.31に「備蓄米販売リミット」が…進次郎農相は売れ残りにどう落とし前をつけるのか?

  4. 9

    世耕弘成氏がもたらした和歌山政界の深いミゾ…子飼いの参院議員が自民から除名、“紀州戦争”の余波続く

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明