鈴木おさむの人間観「人間は自分の考えが正義と思ってる」

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 ――24人分の人物設定をするのは大変そうです。

「でも結局、人間って、誰もが生きてると何らかの“ワケ”を抱えてるじゃないですか。片道切符で閉ざされた空間の中で、それがだんだんとあぶり出されてくるんじゃないかと。シェアハウスなんかだと、一緒に住んでてもお互いに自分のことはあまり話さないけど、ここではそういうわけにはいかない。そうなったときに何が起こるのかなって」

 ――ある意味、究極の状態ですね。

「どんな状況であれ、人間って、最後は自分、自分の考えが大事なんじゃないかと。極端な例で言えば『世界平和が大事』って大きなことを言ってても、それはあくまで自分の考えにすぎないし。相手はそれを認めてくれなかったとしても、誰もが自分の考えは正義だと思っているんです。ここに出てくる人はみんなそんな人たちです」

 ――それが舞台につながっていくわけですね。

「24人から4人が選ばれて火星に移住し、人類の未来を託されるわけですが、ドラマ、舞台とも、お互いのラボの話が少しつながっていたり、ひっかけやトリックがあったり、楽しんでもらえると思います。一人で全部書いたので“怒りのパワー”でいろんな仕掛けができました(笑い)」

(聞き手=平川隆一/日刊ゲンダイ

▽すずき・おさむ 1972年4月25日生まれ、千葉県出身。高校時代に放送作家を志し19歳でデビュー。バラエティーを中心に多くのヒット番組の構成を担当。映画・ドラマの脚本や舞台の作・演出、小説の執筆など、さまざまなジャンルで活躍。妻は2002年10月に交際期間0日で結婚したお笑い芸人の森三中・大島美幸。

■「ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン~」 ドラマに続く舞台編は5月16~24日(東京・サンシャイン劇場)、5月30・31日(大阪・サンケイホールブリーゼ)で上演。

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