著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

名物レポーターも誕生「芸能メディア」は戦国時代に突入

公開日: 更新日:

 芸能ニュースを語るのに欠かせないのがワイドショーの存在だ。そのルーツは1964年にスタートした日本教育テレビ(現・テレ朝)の「モーニングショー」だった。当日の芸能記事を紹介するだけだったが、主婦の関心は高かった。翌年には同局で「アフタヌーンショー」を開始。視聴率不毛地帯と呼ばれた時間帯を開拓する先駆者的な番組になった。

 フジの「小川宏ショー」、2年後には日テレが「2時ですこんにちは」と続き、朝、昼とワイドショーがテレビ界を席巻するようになった。

「主婦は政治や経済よりも関心を持つのは芸能人。熱愛や結婚は誰にもわかりやすく単純。女性誌が芸能を多く取り上げていたことから、テレビも着手し、芸能に精通したスタッフを置くようになった」(元テレビ局員)

 スタッフのなかにはスポーツ紙や週刊誌から転身する者もいたがテレビに出て直接、解説できる人が必要となった。

 1976年に「アフタヌーンショー」が初めて芸能リポーターとして「ヤングレディ」の記者だった梨元勝(故人)を起用した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  3. 3

    だから今年の日本女子オープンはつまらない…“簡単コース”で予選カットラインは史上最少「-1」

  4. 4

    森保監督がブライトン三笘薫を代表招集外にしたウラ側…10日パラグアイ戦、14日ブラジル戦へ

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  2. 7

    フリーの風間俊介&生田斗真は大活躍も…旧ジャニ「ドラマ班」次世代は“自称”止まりの寂しい現状

  3. 8

    テレビはグルメ、熊、線状降水帯ばかり…もっと大事なことを放送したくないための隠れ蓑か

  4. 9

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  5. 10

    次の自民党総裁選が誰でも菅義偉が“陰の主役”…絶対王者の力の源泉は何なのか?