著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

「エール」音の妹と裕一の弟子が急接近…「露営の歌」秘話

公開日: 更新日:

 2カ月半にも及ぶ長い中断もようやく終わり、9月14日から「エール」の本編が再開。当初予定の26週(130回)から、24週(120回)に短縮され、11月27日が最終回となる。
再開後最初の第14週では主人公・古山裕一(窪田正孝)に田ノ上五郎という青年が弟子入り。古山音(二階堂ふみ)の妹・関内梅(森七菜)と急接近する。五郎を演じるのは岡部大(31)。お笑い第七世代を引っ張る「ハナコ」のリーダーだ。同トリオは2018年のキングオブコント王者を獲得している。

 この週まではまだ平穏な時代を背景としているが、翌第15週では日中戦争(1937年7月~)が開戦。日本全国民が軍国の嵐に飲み込まれていく中、古山裕一のモデル・古関裕而も例外ではなかった。今回は古関が37年秋に作曲した戦時歌謡「露営の歌」にスポットを当ててみたい。

 日中戦争開戦後、新聞各社はこぞって戦争を鼓舞する詞を懸賞募集していた。「東京日日新聞」(現「毎日新聞」)が開戦まもなく、他紙に先駆けて公募。入選第1位が「進軍の歌」、第2位が「露営の歌」だった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」