広瀬すずがCA役 JAL誕生物語「エアガール」は骨太なドラマ

公開日: 更新日:

スペシャルドラマ「エアガール」(テレビ朝日系・3月20日21時)

 世界中で猛威をふるう新型コロナ禍で、海外旅行ばかりか、国内旅行もままならず、航空業界は大打撃を被っている。そんな折り、JALの略称で親しまれる日本のナショナルフラッグキャリア日本航空の誕生物語を、史実をベースに壮大なスケール描いたドラマが放送される。

 主人公は、戦後初のキャビンアテンダント=エアガールとなった佐野小鞠。演じるのは、CA役は初めてという広瀬すず(22)だ。東京・下町の町工場の娘に生まれた小鞠をはじめ、元華族令嬢の相原翠(山崎紘菜・26)、元陸軍中将の娘の伊原雅美(藤野涼子・21)、流ちょうな英語を話す志田多美子(中田クルミ・29)、最年少エアガールの川村陽子(伊原六花・21)たちの健気な奮闘ぶりと、レトロかわいい制服姿が大きな見どころだ。

 だが、ドジでノロマなCAが主人公だったその昔の人気ドラマのように、チャラチャラしたドラマではない。

 原案はノンフィクション作家、中丸美繪(65)の「日本航空一期生」(白水社)。茨城県下館市(現・筑西市)生まれの中丸は、慶應大学文学部を卒業後、日本航空に入社。東京空港支店勤務を経て、約5年間のCA経験を持つ。それだけに、日本航空誕生の裏側やエアガールたちの生活ぶりもリアルに描かれている。ちなみに、オペラ歌手の中丸三千繪(60)は実妹だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”