BTSが外交パスポートで渡米し国連総会に! 圧巻スピーチ&パフォーマンスの“原点”

公開日: 更新日:

 音楽性について、音楽評論家の富澤一誠氏が「ヒップホップとアイドルという、今まで相反すると思われていたジャンルを融合させたグループです。反骨精神と高いメッセージ性のある音楽を提供していて、オピニオンリーダーとして発信し、アイドル好きの若者だけでなく大人も認めざるを得ない」と言うように、大人を超えてシルバー世代にも人気で、昭和の芸能界で青春時代を過ごした芸能人までもが魅了されている。

BTSを国際的スターに引き上げたリーダーRMの英語力

 BTSファンで女優の水沢アキさんは語る。

「芸能界で青春時代を過ごすことがいかに不自由で、犠牲にすることがあるか身をもって知る私たちもリスペクトする、完璧なアイドル。彼らの努力に裏打ちされた歌とダンスは有名ですが、国連でのパフォーマンスはタイトな時間、限られた場所で、カメラに収まることに重きを置いてあれだけのクオリティーの高い動画に仕上げていました。国際的スターに引き上げた要因にリーダー・RMの英語力もあります。彼の英語は韓国なまりがなくネーティブなので、グラミー賞などでも引けを取りません。アメリカから世界に評価されたアーティストという意味では、BTSはビートルズに匹敵する存在。メッセージは常にポジティブで、スピーチでの『LOVE YOUR SELF』という言葉も日頃から発信している内容だから説得力がある。生い立ちについては一切明かさず、親が出てこない。純粋にステージを見て応援したいと思わせてくれるんです」

 ビートルズに次ぐ世界的アーティストBTS。快進撃はまだまだ続きそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理