著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<60>「本を読んで会いに来ました」ドン・ファン宅に怪しい男女2人組

公開日: 更新日:

 にわかには信じられなかった。

「ええ、そうなんです。田辺の駅前でタクシーの運転手さんに自宅のことを聞いたら、『野崎さんのお母さんが亡くなったって広告が新聞に載っている』と言われたのですが、せっかくここまで来たんだからと家に。そうしたら野崎さんに歓待していただいて……」

 アロハのようなシャツを着ている男性が言った。イブが亡くなった後に紀伊民報に「野崎イブは永眠しました」という広告が載った。そこには愛犬とは書かれておらず、多くの市民は社長の母親が亡くなったと誤解したようだった。リビングに大きな笑い声が広がった。

 男性は無精ひげに手入れのしていないボサボサの長い髪で、清潔感はない。女性の方も生活に疲れているような感じを受けた。 =つづく

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