著者のコラム一覧
森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

小室圭さん宅前に報道陣ベタ張り…これは私人へのメディアスクラムだ

公開日: 更新日:

「そして、こちら自宅前では午後2時過ぎに、少し動きがありまして、制服姿の警察官とスーツ姿の警察官が話し合う様子が見られたんですね。そして、簡易派出所の中で警察官が電話機で電話をする様子も見受けられました。小室さんは今日から外出可能ということで、本格的に2週間後の結婚に向けた準備を進めるものと見られます。こちらからは以上です」

 これがニュースなのだろうか。小室さんは犯罪を犯したわけでも、逃亡する容疑者でもない。女性皇族と結婚するために人々の関心が高いといっても、それを根拠に、自宅の出入りすべてをチェックし、プライバシーを侵すのは行き過ぎだ。

■隔離期間を終えた小室さんの行動監視

 日本新聞協会は2001年、編集委員会の見解として、集団的過熱取材(メディア・スクラム)を次のように定義した。

「大きな事件、事故の当事者やその関係者のもとへ多数のメディアが殺到することで、当事者や関係者のプライバシーを不当に侵害し、社会生活を妨げ、あるいは多大な苦痛を与える状況を作り出してしまう取材」

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