ブッチー武者さんの今 ハロウィーンで“懺悔の神様”仮装したらバズって時の人に

公開日: 更新日:

ブッチー武者さん(コメディアン/69歳)

 1980年代に一世を風靡した伝説のバラエティー番組「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)。トリを飾る人気コーナーが「ひょうきん懺悔室」だった。ブッチー武者さん(69)は、出演者の出したNGが○か×かを判定し、×なら水を浴びせる“懺悔の神様”としてブレーク。さて、今どうしているのか?

 ◇  ◇  ◇

「いやー、本当にビックリでした。11月1日、僕のツイッターがいきなりバズったんですよ。『いいね!』こそ4万弱ですが、ユーザーが閲覧した回数はなんと355万回超! 最初は夢を見てるのかと、目を疑いましたね。アハハハ」

 都内・大塚で会ったブッチー武者さんが、こう言って大笑いした。

 コトの発端は、10月30、31日、池袋で開催された国内最大級のコスプレイベント「池袋ハロウィンコスプレフェス2021」に、武者さんが「ひょうきん懺悔室」の“神様”の衣装で参加したことだ。

「知人から、『ひょうきん族が終了して30年以上経つけど、番組を知らない今の若い世代のコスプレーヤーはどんな反応を見せるか、いっぺん試してみようよ』と言われましてね。で、それに乗ることにしてエントリーフィ2500円を払って一般参加。そうしたら人だかりができちゃって、フジテレビの情報番組『ライブニュース イット』で放送されたんです。それを見た視聴者が僕のツイッターに反応したってワケ」

 それを見たネットメディアから取材依頼もあり、一躍時の人となった。

「今の仕事? もちろんコメディアンを続けてるし、2014年に『ZANGE(ざんげ)』という劇団を立ち上げて、06年に京都で起きた介護人事件をテーマにした『生きる』というオリジナル作品を中心に公演活動をしています」

 京都の介護殺人事件とは、母親を介護していた当時54歳の男性が、介護疲れと生活苦から親子心中を図って86歳の母親を殺害した事件。公判では、裁判官、検事ともに男性の状況に同情し、涙を隠さなかった。

「コント山口君と竹田君の山口弘和さん、介護経験がある大信田礼子さんらが出演し、田原総一朗さんが推薦文を出してくださっています。介護って、年を経るに従って誰にでも待ち受けること。今のうちに心の準備が必要ですよ、という趣旨です」

 これまで19回公演してきたが、昨年来の新型コロナ禍で休演中。今後はオンラインでの配信を考えているそうだ。

「○か×かの判定は完全にアドリブだった」

 さて、1952年8月6日に、長野県は軽井沢の西隣にある東御市で生まれた武者さんは、地元高校を卒業後に上京。就職先は、お笑いとは無関係の建築設計事務所だったが、20歳の時に退職して演劇の世界へ。たまたま受けた「NHKお笑いオンステージ」のオーディションに合格したことがきっかけでコメディアンになった。

「師匠は94年に亡くなられたレオナルド熊さん。熊さんには、かなりシゴかれましたが、81年に、『ひょうきん族』に“懺悔の神様”での出演が決まり、僕の人生は大きく変わりました。○か×かの判定は、事前打ち合わせなしで当日のアドリブでした。明石家さんまさん、ビートたけしさんでも平気で×。一番受けたのは、当時、フジテレビの編成局長で現在、フジサンケイグループ代表の日枝久さんに×を出したとき。スタッフの表情が一瞬で変わりましたよ。でも、日枝さんは大笑い。おおらかな時代でした」

 番組終了後も“懺悔の神様”はお笑いの営業で引っ張りだこ。

「ビルは建ってませんが、けっこう稼がせてもらいました。その分、熊さん亡き後にお世話になった、コント『ゆーとぴあ』のホープ師匠に貢がされましたけどね(笑い)」

 ホープさんとは91年、アフガニスタンの反政府ゲリラの基地へ行き、ゴムパッチンの一発芸をしてきたこともあった。

「ゲリラを支援している日本のグループの誘いだったんです。真冬だったので零下十数度の中、吹雪の中で遭難しかけたこともありましたが、言葉は通じなくても、芸は心を開かせるってことを学びました」

 また、新宿・歌舞伎町で「懺悔の部屋 女無BAR」も営業。こちらはハウスボトル飲み放題で税込み6600円だ。

「YouTubeもやってますので、ぜひご覧ください」

(取材・文=高鍬真之)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  4. 4

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 5

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  1. 6

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 7

    椎名林檎と成田悠輔氏の親密デート発覚!「異色の超ビッグカップル」誕生も「いわくつき」と見られるワケ

  3. 8

    【5.独走態勢】「ミッドナイトフライト」「夜間飛行」が候補だったが、明菜が「北ウイング」を提案した

  4. 9

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  5. 10

    元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が妻に無断でレースQの愛人を「養女」に…妻が明かした苦しい胸中

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ