著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

上沼恵美子16年ぶり日テレ出演で上機嫌 “関西の女帝”イメージ払拭作戦? トーク衰えしらず

公開日: 更新日:

「アッコ対上沼」はどんな化学反応を起こす?

 上沼が出てきたのには訳がある。事前に出演者たちに「会えたら凄い大物芸能人」を聞き、その結果、NMB48渋谷凪咲が挙げた上沼がスペシャルゲストに招かれたのだった。

「逆に好き過ぎてしゃべりたくないくらい」と凪咲。上沼の登場に立ち上がって泣き叫んで喜ぶ。上機嫌の上沼はつけていた指輪を「あげる」と凪咲に差し出す場面も。

 ところが、このスワロフスキーの指輪が欠けていたようで、「うれしい~ちょっと割れてる」と凪咲がツッコむと「ケガするからこっちと替えよ」と。フワちゃんに「上沼恵美子がこんな下手にくるとは」などと呼び捨てにされてもニコニコの上沼。「関西の女帝」の怖いイメージを変えようというもくろみか。
「今年の3月で引退を考えてた」という上沼、30年近くやっている「上沼恵美子のこころ晴天」というラジオだけはやり続ける、と。

 昨年12月からはユーチューブ「上沼恵美子ちゃんねる」も開設。かつて海原千里・万里のコンビを組んでいた実の姉と温泉に行ったり、司会を務めた「紅白」の裏話、「お好み焼き」や「たこ焼き」の作り方など、見ていて飽きない。

 ちなみに「お好み焼き」は234万回再生されているとか。20分ノンストップでしゃべりっぱなし、鍛え抜かれたトーク力は衰えず。

 桑田佳祐も「上沼恵美子ちゃんねる」のファンで、自身のラジオ番組で「あの人は天才だ!」と絶賛していたという。

 そういえば、和田と上沼は犬猿の仲という噂もどこへやら、「アッコと恵美子」という特番をやるというので、楽しみにしていたら、NHK大阪制作で関西でしか見られないらしい。残念。モスラ対ゴジラ、じゃなかったアッコ対上沼。どんな化学反応を起こすのか、興味津々だ。

 元気なのはおばちゃんばかり、おっちゃんはどこに行った?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償