年末の音楽番組はオワコン？ NHK紅白歌合戦とFNS歌謡祭の評価が真っ二つに分かれた理由

「FNS歌謡祭2022」第2夜で大トリを務めて『SAY YES』を熱唱したASKA／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　企画や話題性ではなく、歌や曲そのものが持つパワーを感じさせる歌手であれば、世代の壁も軽く超えるのかもしれない。

　実際に、ネットでは《vaundy知らなかったけど、今回の紅白で一番良かったかも》《私67歳！ もちろんvaundyなんてアーティストも知りませんでしたが、歌が始まった途端衝撃と感動が走りました》と、紅白初出場のVaundyを評価する声も多くあった。

　年末の音楽番組に求められるのは純粋に「歌」を楽しむ番組づくりであり、「余興大会」のような企画ではないのかもしれない。