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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

風俗嬢役で有村架純「ちひろさん」が大ヒット 今田美桜も挑戦…女優にとってメリットは?

公開日: 更新日:

伊藤沙莉、今田美桜、清野菜名、川栄李奈も挑戦

「事務所が所属の女優を『大きく売り出そうとする時』や『いろいろな理由でくすぶっている状態にある時』に、何かきっかけを掴ませようと風俗嬢役に挑戦させるのはよくある手法です。風俗嬢という職業が醸し出す独特の空気感には、その女優が今まで見せたことのない新しい魅力を引き出す効果が秘められているのです」

 かつて小泉今日子(57)も01年公開の映画「風花」で“訳あり風俗嬢”を演じたことで元アイドルのキョンキョンから本格的な女優に成長の一歩を踏み出した。また24年前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの座を射止めた伊藤沙莉(28)も20年公開の映画「タイトル、拒絶」で、“どうしようもない人生でも生きていかなければいけない”デリヘル嬢を演じている。

「風俗嬢役は17年にもトレンドになりました。フジテレビドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』で今田美桜(25)が、映画『パーフェクト・レボリューション』で清野菜名(28)が、テレビ東京系ドラマ『下北沢ダイハード』では川栄李奈(28)が演じました」(芸能関係者)

 最近は複数の芸能プロダクション関係者の間で「今年は風俗嬢役の当たり年になりそうだ」と噂されている。

「復活を期すという意味では深田恭子(40)や、これから女優としてグッと幅を広げそうな芳根京子(26)や葵わかな(24)が、演出家の間では女優としての評判が高い。挑戦すれば、必ず大きな成果を残すと思いますよ」(同)

 風俗嬢を自らの職業にしたがる女性は少ないかもしれないが、それだけにこの職を持つ女性たちの人生は“事実は小説より奇なり”だろう。その心の奥底を演じ切れる女優は、間違いなく大成すると思えるのだが……。

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