TBS役員待遇の安住紳一郎、ゆくゆくは社長? アナウンサーはTV局でどこまで出世できるか

公開日: 更新日:

本当に社長や副社長になった名物アナも

 ところで、アナウンサーはテレビ局の中でどのくらいまで出世できるものなのだろう。同じく役員待遇はテレビ朝日大下容子(53)、フジテレビの三宅正治(60)と軽部真一(60)。NHKは理事が取締役に相当するが理事待遇に三宅民夫(71)がいた。番組の冠や主要キャスターを定年退職にしたり、役職定年で給料を減らしたりするわけにはいかないので、役員待遇にしてそうした対象から外す。

 管理職では、TBSでは江藤愛と井上貴博がエキスパート特任職トップスペシャリスト。エキスパートでスペシャリストとスゴい肩書だが、課長なのだそうだ。日本テレビでは藤井貴彦はニュース班チーフのエグゼクティブアナ、水卜麻美は主任で、帯番組担当の女性アナでは一番上である。

 テレビ朝日の下平さやかは担当部長、フジテレビの生野陽子は主任で、NHKはさすがに年功序列がはっきりしていて、局長・局次長職のエグゼクティブアナは50歳代が多い。森田美由紀、小野文恵がそうだ。

「実はアナから社長になった人がいるんです。TBSの石原俊爾さんは一般職で入ってニュース・報道のアナになり、編成局長を経て社長・会長になってます。民放で最も出世したアナ経験者ですね」(通信社メディア担当記者)

 サッカーの「ゴ~~~ル!」の絶叫を生み出した日テレの舛方勝宏は、スポーツアナからアナウンス部長、執行役員を歴任して副社長になった。NHKでも山川静夫は専務理事待遇だった。格でいえば、会長、副会長に次ぐポストである。安住も社長までいくんじゃないかと囃されている。案外、本人もそのつもりだったりして……。

(コラムニスト・海原かみな)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと