フジ「FNS27時間テレビ」大成功に“”2つの理由” 同局の今年度最高視聴率に局内歓喜

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 また、「27時間テレビ」の通し企画として放送されたのが「100㎞サバイバルマラソン」。当初は熱中症に対する視聴者の不安や心配の声がネット上を飛び交っていた。

井上咲楽(24)がドクターストップでマラソンを断念させられた時は『かわいそう』や、フジに対する批判的な声がSNS上にアップされ、ざわついた雰囲気になりました」(前出の制作関係者)

 しかし、最後は離婚を発表した声優の金田朋子(51)と俳優の森渉(41)が2人そろってゴールにたどり着くなど予期していなかった感動の展開が待っていた。他局の編成幹部が分析する。

■テレビの原点に回帰

「今年の『27時間テレビ』は大成功と言ってもいい。成功した理由は2つある。1つはテレビの原点に返ったことだ。テレビはお茶の間で皆が視聴しながら楽しく、面白いメディアなんです。そんなことを思い出させてくれたと思う。そして、まさにあの姿こそフジテレビの原点なんです。旧ジャニタレがのびのび出演していたのも印象的だった。2つ目は『24時間テレビ』を放送する日テレの自爆に尽きます。『27時間テレビ』とよく比較される日テレの『24時間テレビ』ですが、チャリティー番組という正義を抱え46年間も放送してきた手前、立派な番組になってしまった。結果、テレビらしい遊びや息抜きがなくなってしまった。泣かせてやろう、感動させてやろうというスタッフの魂胆がありありで、視聴者は冷めつつあった。そんなさなかに発覚したのが系列局幹部による募金の横領事件です。まさにチャリティー番組の根幹を揺るがすスキャンダルにもかかわらず、日テレは何の検証も行うことなくシレッと今年の放送を告知した。今年は恐らく史上最低視聴率を記録すると思います」

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