紅白歌合戦は今年で見納めか…NHKが掲げたテーマ「あなたへの歌」への違和感

公開日: 更新日:

■過去最低視聴率の更新となるか

 かねて若い世代を中心に「オワコン」と呼ばれる紅白歌合戦だが、それでも中森明菜B'zなど出場を期待する歌手やグループもあった。しかし蓋を開けてみれば、そんな目玉はどこにもなく「完全にオワコン」との声がネットにあふれたと報じられる始末。「第1部、第2部ともに視聴率過去ワーストとなった昨年の記録を更新するのではないか」との見方があがり、それがネットでは最大に近い関心事となっているのだからどうしようもない。芸能リポーターの小柳美江さんはこう言う。

「たしかに大きなサプライズはありませんでしたね。イルカさんも久しぶりに出演されて、さまざまな年代に届くような選定なのかもしれません。ただ、かつては当落という言葉がメディアに飛び交うくらいの注目度で、紅白に出場すること自体が世間の大きな話題になっていました。常連のベテラン歌手が落ちたり、初出場の歌手の喜ぶ姿を長年取材してきましたが、もはや当落で一喜一憂する時代ではなくなっています。『紅白に出ると10年は営業できる』といわれた時代もありましたが、それも昔。紅白ならではの演出も時代遅れのような気がします。あまり過剰な演出をしないで、歌をじっくり聴かせる番組にしたほうが視聴者が戻ってくるのではないかと思います」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」