「時代とFUCKした男」加納典明(12)畑さんが「ほうほう、ほうほう」って呼ぶと、林の中から馬が現れるんだ
増田「馬に乗ったのは王国が初めてだったんですか」
加納「そうだね。初めてだね」
増田「初めて接した時に驚きましたか」
加納「想像はしてたから。でも、その奥行きっていうのはやっぱり乗ってみないとね。飼ってみないと。基本的なことは王国の若者が面倒見ててくれたけど、時には俺も面倒見たり磨いたりもしたわけで。そういうプロセスの中で、やっぱりバイクとは違う、楽しかったというのはあるね。バイクが行けないのと行けるのもあるし。例えば海岸の砂浜だって、馬だったら行ける。山だってある程度だったら中に入っていけるし。バイクではそうはいかない。うん。だから1つの道具としての馬っていうのは、やっぱり価値あったね、俺にとっては」
増田「王国の馬って、いろいろいたでしょう。道産子からアラブまで」