俳優・小説家の中江有里さんは大の阪神ファン「一度でいいからタイガースの試合で始球式を」
2年前の腎臓腫瘍の手術の時は阪神の勝利が支えに
プライベートではプロ野球が好きで、阪神タイガースのファンです。球場での観戦中の画像をよくSNSにのせています。でも、プロ野球好きになったのは大人になってからなんです。デビューしたのが高校生でしたから仕事と学校とでいっぱいいっぱいで、何かにハマるという余裕もなく過ごしていました。
でも、大人になってから野球好きに。勝った負けたで、こんなに毎日心が揺さぶられることがあるってすごいと思うんですよ。阪神が大好きになったのは、ボロ負けしていたのに3位になったシーズン。「こんなに負けているからもうダメだな」と思っていたのに追い上げて追い上げて3位になり、「すごいチームだな」と。
2年前に腎臓の腫瘍が破裂して緊急手術をしたんです。阪神が優勝した年で、何度か球場に足を運んでいましたが、ある日突然、部屋で倒れてしまいました。入院中はテレビで野球を見られる体調ではなかったのですが、毎日のように阪神が勝っていることが私の唯一の支えでした。阪神の連勝のおかげでつらい入院生活を乗り切れたんです。
退院後、また甲子園に行くようになり、リーグ優勝した試合も観戦していました(9月14日、対巨人戦)。その日は最短で優勝できると言われていた試合。最短て、あまり可能性が高くないのに偶然胴上げの場に居合わせることができ、これは生涯にわたって語り継げると思っています(笑)。
そこで私のやりたいことは一回でいいので、阪神の試合で始球式をやってみたい。でも、野球の経験がまったくなく、うまく投げる自信がないです。
「始球式をやりたい」と初めて公言したので、来シーズンに始球式のお話が来ることを願って、今から特訓しようと思います。まったく届かず、ボテボテじゃ困りますものね(笑)。
それと、今年の目標は阪神の優勝時に球場で観戦すること。東京暮らしなので仕事で関西に行く機会じゃないと甲子園には行けませんが、阪神が遠征で来ている試合はできるだけ行っています。ただ、9月はチケット争奪戦でなかなか取れなくて。みんな優勝が決まりそうな試合を狙っているのかなあ(笑)。私も居合わせたいので、できるだけ見に行きます。