M-1王者ブラックマヨネーズが不仲を経てたどり着いた場所…テレビ番組で初告白

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 これを受けて吉田が、ほぼ使わない庭と普段使うリビングが「値段同じってもったいない」「紀州犬でも飼ってない限り庭なんかいらん」と言い始めると、思わず小杉が「紀州犬って何やねん」とツッコむ。その後も自由に言葉をぶつけ笑わせ合う姿は、まさにコンビの真骨頂と言える光景だった。

 2005年の「M-1グランプリ」優勝後、しばらく東京を拠点に活動。しかし、ずっと住む気持ちがなかった吉田は、何の相談もなく小杉が東京に自宅を構えたことにショックを受ける。2010年代中盤以降、これを機にふたりの溝は深まっていった。

 2020年に吉田が大阪に移住し、遠距離で活動を継続することに。そんな中、「やすとものいたって真剣です」(ABCテレビ)に出演し、「家族との時間をもっととりたい」と腹を割って話したことで元の良好な関係に戻ったという。現在、小杉は月1回大阪を訪れ、吉田とともにネタを作り劇場に出演している。

 番組の後半、吉田は「(わかりづらいボケに)瞬時に色を塗ってくれる」と感謝したうえで「そういうの(漫才)があったから、全然違う俺とお前がやっていけた」と語り、小杉も「俺も全く同じ」と返していたのが印象的だ。

 ふたりが「同じフォーマットのネタ2本で勝つ」「漫才に人間性を乗せる」といったM-1戦術を示したのは間違いないが、大前提として"自分たちにとって面白い漫才"であることがよくわかる放送だった。

(鈴木旭/お笑い研究家)

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